宝山誕生秘話 2015年9月23日

宝山誕生秘話 Vol.5

今回はそれぞれに独自の酒質を持つ宝山の中でも、個性的な銘柄の一つとして数えられる「芋麹全量(黄金千貫)」の誕生秘話をご紹介します。d(^_^o) 米焼酎は米と米麹から、麦焼酎は麦と麦麹から造られていますが、「芋焼酎」だけがなぜ芋と米麹から造られているのか!? 「芋麹全量」は、八代目蔵元:西陽一郎社長のこうした素朴な疑問から生まれました。鹿児島の焼酎の歴史を辿ると、もともと米焼酎が主流で17世紀に薩摩芋が伝わり、その後芋焼酎が生まれましたが、芋は水分が多く蒸した後に麹菌を増やすことが容易ではなかったことから、米麹はそのままに二次仕込みの原料が薩摩芋になったという背景があります。清酒の歴史は2000年、焼酎の歴史は起源まで遡っても500年、芋焼酎の歴史は300年程度しかなく、これから様々な芋焼酎が生まれ、その中から旨い芋焼酎だけが支持され、改良を重ねて歴史を創っていく!西社長は芋焼酎そのものがまだまだ途上段階と考え、純粋に「芋」だけを原料とした焼酎造りに取り組みました。これが「芋麹全量」誕生の瞬間です。(*´∪`*)

「芋麹全量」において最も重要なのは「芋麹」の仕込みです。さまざまな研究・改良を経て、現在の形に至りました。生の状態では水分が多すぎて、麹菌が繁殖しにくい芋の特性を考慮し、お芋をさいの目にしてから一旦乾燥させます。乾燥させたお芋を、今度は蒸して、まんべんなく麹菌を蒔くと「芋麹」が出来上がります。この様に芋麹の仕込みは、手間暇かけてデリケートな作業を要しますが、「芋麹全量」は杜氏達の手間に値する豊かな芋の香りとしっかりとしたボディを持ち、芋が上品で香り高いものであることを改めて感じさせてくれる一本に仕上がりました。(;´-`)今後もどうか末永くご愛飲ください♪

 

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