芋焼酎における“熟成”の役割
芋焼酎の醸造は、「芋切り」から始まり、製麹(麹造り)→もろみづくり(一次もろみ・二次もろみ)→蒸留、そして貯蔵・熟成へと進みます。今日は醸造の最終工程である“熟成”の役割についてご紹介します♪
蒸留したばかりの原酒にはまだ、宝山に不要な香りや油分が残っています。表面に浮かんでくる油分については、繰り返し丁寧にすくい取ることで解決できますが、やわらかく芳醇な香りと味わいに落ち着かせるためには“時間”のチカラを借りて、“熟成”させるしかありません。この熟成にはおよそ100日間必要です(*´∀`)
時間をかけてゆっくり寝かせることで、少しずつ香りと味が落ち着き、宝山の旨味が引き出されるのです♪ 前回のポストでご紹介しました“天使の誘惑”のように、オーク樽で長期間熟成すると、樽由来の香りが焼酎に加わり、新たな美味しさを与えてくれます。宝山の美味しさを引き出す素材には、この“熟成”がとても大きな役割を果たしているんですd(^_^o)