宝山の田んぼでの収穫
先月23日の投稿でご紹介しました宝山の田んぼで育ったお米たちが完熟し、いよいよ収穫の時を迎えました。
稲の葉や茎は穂の中のお米を全力で育て、その使命を果たして枯れ、美しい黄金色に輝いています。まるで私たちに収穫の合図をしてくれているかのようです。
今年は平年より早く梅雨明けし、その後晴天に恵まれたおかげで、稲穂は皆、ふっくらと充実しています。
収穫されたお米は蔵に運ばれ、およそ1年間15℃以下に管理された倉庫でしっかりと寝かせます。なぜなら、収穫したてのお米は食べるのにはとても美味しいのですが、お米一粒一粒の水分に微妙なばらつきがあり、麹造りには不向きな状態だからです。低温倉庫の中で寝かせることでお米の水分が均一になり、より良い麹を造ることができます。
お米を育てることは一旦節目を迎えましたが、焼酎を造るという過程で見ればようやく折り返し地点です。皆さまに心から「美味しい」と感じていただける様に、今年も蔵人一同一生懸命仕込んで参ります。