8回目の今日は薩長同盟と焼酎をテーマにお話をしたいと思います。幻の宰相とも言われる薩摩藩城代家老の小松帯刀(1835~70) は35歳という若さでこの世を去っていますが、彼は明治維新における立役者の一人と言われています。慶応二年(1866年)、京都の小松の屋敷で西郷隆盛と木戸孝充の間で交わされた薩長同盟成立の立会人として坂本竜馬とともに出席した人物です。小松と坂本龍馬は同い年だった事もあり、大変仲がよく、また大の酒好きだった二人は小松の屋敷で度々焼酎を酌み交わし、これからの時代について熱く語り合っていたのだそうです。( ´ ▽ ` )ノ 篤姫の幼なじみで、成長とともに篤姫に思いを寄せるようにもなった!というほろ苦いエピソードを持つ彼はとても人間味溢れる人柄だったようです。親交のあった外交官のアーネスト・サトウ氏は、著書「一外交官の見た明治維新(上)」の中で、「小松は私の知っている日本人の中で一番魅力のある人物。家老の家柄だがそういう階級の人間に似合わず、政治的な才能があり態度がすぐれ、友情が厚くそんな点で人々に傑出していた。」と言い、薩摩の蔵屋敷の土地として購入していた神戸の敷地を外国人居留地として帯刀が申し出たエピソードも記しています。このようなエピソードを聞くと、小松帯刀と坂本竜馬が焼酎を酌み交わしている光景が想像できます。(´∀`)b いつの世も男同士の熱い語り合い、男のロマンには美味しいお酒が付きものだったようですね♪