今年最初の麹造り
いよいよ今日から、屋根のある蔵での仕込み“醸造”が始まりました!ご紹介の写真は、本格焼酎の醸造における最初の行程にして、最も重要な仕込みとされている麹造りの様子です。(^ー゜) 麹造りはお米の精米→洗い→蒸し→種掛け、という流れで進めて行きます。蔵人達が丁寧に蒸したお米に麹菌を撒いて1日寝かせたあと、麹菌が繁殖しやすいように、厳格に温度・湿度管理をされた「麹室(こうじむろ)」と呼ばれる部屋でさらに1日寝かせます。この様におよそ40時間を掛けて「米麹」が出来上がります。麹の中でも「白麹」や「黒麹」は、もろみの発酵を安定させてくれる役割を持つクエン酸を生む性質を持っており、元気な麹が育つとこのクエン酸がしっかり出て、ピリッと締まった味わいへと導いてくれます。微生物達の活動をサポートするために、しっかりと環境管理をすることが杜氏達の大切な役割です。これから約5ヵ月間にわたり、2015年の醸造の様子をお知らせして参りますので、楽しみにお待ちください。d(ゝ∀・) 今週も一週間、よろしくお願いします!