ひときわ存在感を放つ“木桶蒸留器”のご紹介です。
私たちの蔵では、さまざまな種類の蒸留器を使って宝山の各銘柄が求める酒質を造り出しています♪ その中でもひときわ存在感を放っているのが「木桶蒸留器」ですd(^_^o) 木桶蒸留器は、江戸時代から明治時代の初期ごろまで、焼酎造りの主流として使われていました。しかし、この蒸留器は木製のため、とても痛みやすく、普段から入念な手入れが必要です。
現在では、この木桶蒸留器を作れる職人さんはとても少なくなっているため、非常に貴重なものになってきています。また、ステンレス製の蒸留機に比べると同じ量の“もろみ”からとれる焼酎の量も少なく、決して仕込み効率が良いとは言えません。
それでも私たちが使い続けている理由は、他の蒸留機では造り出せない、“独特の酒質”を生み出すことができるからです(*´ω`*) この蒸留器でもろみを蒸留すると、木桶の隙間から焼酎が呼吸することで、ほんのりと木の香りが漂う、独特の風味を感じることができます。また、口当たりもとても柔らかく、上品な仕上がりになるのです(*’▽’)
時代が変わっても、この蒸留器にしか出せない独特の酒質を、これからも大切にして行きたいと思います♪