製造課 濵野のご紹介
「二次仕込み担当の浜野(はまの)です」
昨日に続き、蔵人の声を紹介させていただきます。浜野は米麹に仕込み水、酵母を加えて発酵させた一次もろみに、芋焼酎の主原料である芋を加えて発酵させる、二次仕込みを担当しています。重責を担う浜野の熱い思いを、ぜひお聞きください。v(^_^v)
■浜野より
「僕が担当させてもらっている二次仕込みは、一次もろみが芋焼酎になることを運命づける、いわば道別れを決める行程です。一次もろみに主原料である芋を加えてから7日間、でんぷんの糖化とアルコール発酵を同時に進めることで、二次もろみが完成しますが、この発酵が上手く進まないと焼酎にはなりません。もろみは生まれたての赤ちゃんのように繊細で、芋の蒸し加減と、温度管理がとても重要です。昼と夜、そして夏と冬、いつでも健康的な状態を保つために、仕込み期間中は昼夜を問わず、目・鼻・耳で確認する必要があります。緊張感があり大変な仕事ですが、それだけにやりがいがあります。これを何年間もやらせてもらっていることで、杜氏として自信が持てますし、 僕が先輩に教わった時と同様、後輩達に対してもこの仕込みの重要さを振り返りながら指導することができていると思います。二次仕込みは長い焼酎造りの中の一工程ですが、誇りを持てる僕の仕事です。」