一次もろみ仕込みの様子
8月中旬のポストでご紹介しました「製麹」が終わると、次に始まるのは「もろみ造り
です。もろみ造りは一次仕込み・二次仕込みと2回に分けて行われますが、今日ご紹介するのは「一次仕込み」です。d(^_^o) 一次仕込みを簡単に説明しますと、仕込み水に出来上がった米麹と酵母を加えます。米の持つデンプンを麹が糖に変え、それを酵母が食べて、ゆっくりとアルコールを出しながら繁殖(発酵)していきます。こうして5日間ほど醗酵が進むと「一次もろみ」の完成です。一聞すると、麹と仕込み水に酵母を合わせた後は、自然に「一次もろみ」が出来上がるように聞こえてしまいますが、もろみ達はとにかくデリケートです。(>_<) 彼らが働きやすい環境を整えるために、働きやすい温度を維持したり、清潔に保つことで余計な菌が増えるのを抑えたりと、そこが蔵人たちの大事な仕事になります。今年も仕込みが終わる年末まで、しっかりと見守って行きます!(^ー^)ノ